今季限りで退任するソフトバンク・秋山監督の後任として、工藤公康氏(51=評論家)の就任が決定的となった。


 工藤氏は理論派として定評があり、王球団会長の指揮するダイエー(当時)でエースとしても活躍。秋山監督とも西武、ダイエー時代の戦友でもある。王球団会長が作り上げ、秋山監督が受け継いだ“ホークスイズム”を継承する監督として、後藤球団社長の「ファンの皆さんが納得し、プロ野球ファンも納得するホークスらしい人選」にも合致する人材だ。


 工藤氏は、来季も残っていたテレビ朝日との契約の問題はもちろん、今年入学したばかりの筑波大学大学院との兼ね合いもすでにクリアしているようで、王会長は「とにかく今はCSを戦っている。やってる選手を集中させてやりたい。あと何日か、ひと区切りがあってからになるんじゃないかな」とコメントした。


 工藤ホークスの誕生は間近。早ければCS終了後にも正式発表となりそうだ。