現役最年長の中日・山本昌投手(49)が、2日に名古屋市内の病院で右目網膜剥離の手術を受けていたことが16日、分かった。経過は良好で11月にも練習を開始するそうだが、この“レジェンド左腕”の決断に周囲はうなる。


「右目は軽度な網膜剥離で少しぼやけるところがあったみたいだけど、マサの利き目は左だし、現状の視力でも野球はできたみたい。それに手術しても完全に視力が戻るのは半年くらいかかるみたいなのに、ほんのわずかな不安でも完璧を目指して来季に臨む姿勢はさすがマサですよ」(チームスタッフ)


 山本昌は9月5日にプロ野球の最年長勝利記録を更新。来季は2012年にジェイミー・モイヤー(当時ロッキーズ)が大リーグで記録した49歳180日の世界最年長勝利の更新が期待されるが、別のスタッフは「正直、あの年で手術に踏み切ったのは相当覚悟がいったはず。これは来年にモイヤーの世界記録どころか、再来年以降も見越してのことではないか」とも話した。


“レジェンド左腕”の視界は来年以降も良好? チーム内には「若手もこういう姿勢をどんどん吸収すべきだ」との声も出ている。