日本ハム・大谷翔平投手(20)が14日、オリックスとのパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦に、「5番・指名打者」で先発出場した。

 投手として第1戦に先発し、6回3失点で白星を挙げた大谷。パ・リーグのプレーオフ、CSで投手が本塁打を打った例はなく、大谷が記録すれば初となるだけに期待が高まる。

 試合前のフリー打撃では柵越えを連発し、最後の一球を狙いすましたようにフルスイング。前日同様、右中間スタンド5階席へ推定150メートル弾で締めくくった。

 しかし、4回の第2打席まで終えて2三振と精彩を欠いている。オリックス先発・西の前に2回の第1打席では外角137キロ直球を見逃し、4回の第2打席では内角142キロ直球を空振りと連続三振。西―伊藤のバッテリーの術中にはまっている。