マートン あわや殴り合いの裏に“メジャー戻りたい病”

2012年08月19日 12時20分

 低迷が続く阪神で、マートンに対する怒りが充満している。6月の〝舌禍事件〟に続いて17日のヤクルト戦(甲子園)後には試合中の怠慢プレーを巡って関川外野守備走塁コーチと一触即発の事態を引き起こし、オフの去就問題にも影響はさけられそうにない。

 17日の試合では3回無死二、三塁からヤクルト・川本の当たりを後逸すると、続く山田が遊撃後方の飛球も足に当てる始末。怒られて当然のお粗末プレー。それでもマートンは関川コーチの注意に激高。ブラゼルや有田ヘッドコーチの仲裁がなければ、殴り合いの大喧嘩になっていた。


 2人はその後、1時間近くも話し合い、表面上は和解したようだ。だが周囲にはマートンに対する怒りの声があふれている。「とにかく今年のマートンはひどい。守備も打撃も気が抜けている感じだ」とはチーム関係者。ある阪神OBは「あの体たらくは何だ。野球をバカにしているとしか言いようがない」と声を荒げていたほど。昨季までは虎史上最強助っ人といわれていたが、いまでは〝マートン不用論〟が一気に高まっている。

 その一方で、このような見方もある。「マートンはメジャーに戻りたいという気持ちが強くて、それで気が緩んでるんじゃないか」というのだ。実際、米メディア関係者は「マートンにはパドレスと古巣のロッキーズが興味を持っている。日本に行って細かいテクニックを覚え、成長している。今すぐにでもほしい〟と言っていた」と証言する。


 阪神サイドには「今のマートンではメジャーに戻っても通用しない」との冷ややかな見方もあるが、果たして…。〝虎の安打製造機〟マートンの今後が注目される。