阪神和田監督の去就のカギ握る大物OB

2014年10月04日 16時00分

ナインにゲキを飛ばす和田監督(中央)。CS突破、逆転日本一を目指す

 3日、阪神は11日から始まるクライマックスシリーズ(CS)に向けて練習を再開した。このポストシーズンの結果を踏まえて坂井信也オーナー(66)が指揮官の進退を最終判断する方針だが、総帥の決断に大きな影響を及ぼす人物が浮上した。日本一監督の吉田義男氏(81)ら大物OBだ。

 

 

 和田豊監督(52)のCS突破を誓う訓示を受けた虎ナインは約1時間30分、甲子園球場で精力的に汗を流した。1日の今季最終戦から11日のCS開幕まで中9日。今後は実戦感覚を失わないように宮崎で行われるフェニックス・リーグに主力選手も派遣して、決戦に備える。

 

 8月下旬に南球団社長が続投方針を明かしながら9月に入ってから逆転Vをかけた巨人との直接対決で3連敗を喫するなど失速。球団サイドは続投方針を変えていないものの、最終決定はCSの結果を待つことになった。今回は和田監督の進退がかかるポストシーズンとなる。

 

 そんな中、電鉄本社や球団で去就問題のキーマンとささやかれる人物がいる。本社関係者は「坂井オーナーは大事なことを決断する時にはできるだけ多くの人の意見を聞いて、それを参考にして最後は自分で決める。球団の監督問題ではOBの方々の意見も求めることになるでしょう。これまでもそうしてきた」と打ち明ける。

 

 総帥が参考意見を求めるOBは球団史上、唯一の日本一監督でもある吉田氏をはじめ監督経験者の安藤統男氏、OB会長を務める川藤幸三氏などの歴代OBだ。連日、ネット裏からチーム状況をチェックし、虎の伝統を熟知しているOB諸氏が和田体制をどう評価しているのか。タイガースの将来のためにはどの選択がベストなのか――。常勝軍団を築き上げることが責務となっている総帥はOBの意見も参考にしながら総合的に決断を下すつもりだというのだ。

 

 実際、坂井オーナーは2008年オフに岡田彰布氏の後任として真弓明信氏の就任を決めた際には吉田氏や安藤氏と会談。11年オフの和田監督誕生の時にも周囲には「幅広く球団内外の方々の意見を聞いていきたいと思っている。OBを含め、いろいろな立場の人の話を参考にしてしっかりと決めていきたい」と話していたという。

 

 もちろん誰よりも阪神の未来を案じているOB諸氏も総帥に的確なアドバイスをするつもりだ。そのためにもCSでは重鎮OBもネット裏から厳しい目を光らせる。