中日ナインが“オレ流粛清第2弾”におびえている。すでに小田、堂上剛、中田ら大量10選手が戦力外通告を受けたが、ナインは「まだまだ安心できない」。

 戦力外通告の第1次通告期間は1日から全球団のレギュラーシーズン終了翌日までで、第2次はクライマックスシリーズ(CS)終了翌日から、日本シリーズ終了翌日まで。「落合さんがGMである以上、戦力外通告される可能性が完全にゼロにならないうちは、いつクビを切られてもおかしくないですから」とある選手。別の選手も「シーズンが終わっても緊張感を持って6日から始まる宮崎でのフェニックス・リーグ(秋季教育リーグ)や(ナゴヤ球場での)秋季練習に臨まないといけない」と悲壮感いっぱいだ。

 中日では落合監督時代の2009年に小川将俊捕手(現中日ブルペン捕手兼打撃投手)がCSでベンチ入りしながら、オフの11月2日に戦力外通告を受けた例もある。それだけにチーム内には「戦力としてCSに登録されていた小川さんだって、いきなりクビを切られてしまったことがあるぐらいですからね。何が起きても不思議はないと思わないといけない」との声も。シーズン中以上にピリピリムードとなっている。