就任6年目にしてチームを3度目のリーグVに導いたソフトバンク・秋山幸二監督(52)は苦しんで、苦しみ抜いての頂点到達に号泣した。歓喜の胴上げ後の優勝監督インタビューでは「幸せです。ただひと言です」。そんな鷹の指揮官に、ファッション業界から熱烈ラブコールが送られている。
劇的サヨナラ勝ちでの優勝。144試合目。苦しみ抜いての頂点に指揮官は涙をこらえることができなかった。ヒーローの松田を両手を広げて迎えた時から号泣。涙、涙で全選手と抱き合った。
そんな指揮官は、出身地・熊本に本社を構えるメガネ専門店の広告にも登場するなど、その“ダンディズム”も折り紙付きだが「秋山監督は我々のイメージとしても最適な方ですよ」。こう熱視線を送るのは、男性用アンダーウエアのデザイナーズブランド・HIDDEN AGENDA(ヒドゥンアジェンダ)の日本国内総代理店で代表を務める溝口雅也氏(32)だ。
HIDDEN AGENDAは全国百貨店の紳士肌着売り場で販売されているトップブランドで、芸能界やスポーツ界にも愛用者は多い。お笑い芸人のチュートリアル・徳井義実(39)が、テレビ番組の企画で肉体改造に成功し“パンツ一丁”の姿で「下着のショーモデル」を務めた際に着用したことでも知られる。
そんな中、鷹の指揮官に注目する理由について溝口氏は「ご年齢からは考えられないほど、きっちり体調管理をされていて、スタイルも素晴らしいですからね。僕自身も子供のころに(当時、秋山監督が現役選手だった)西武を応援していたんです。今でも若い選手の中に入っても変わらないという話も聞いたこともありますしね。我々のターゲットは第一線で活躍していて、こだわりを持ってはいていただける方々。秋山監督にモデルになっていただければピッタリだなと思いますね」と話す。
シニアながらバイタリティーにあふれていて、同年齢の“憧れ”ともなりうる点も大きいそうで「どうしても(下着は)奥さんが旦那さんに買うということが多いんです。ただ、我々としては見られる意識を持ってはいていただきたいという思いがあります。秋山監督のような方が最前線に立っていただけると、相乗効果も出てくると思う」と続けた。
実は秋山監督自身も今年の春先、チュートリアル・徳井の肉体改造に注目した上で、下着のショーモデルに興味を示していた。「俺も現役のころは腹筋が割れていたんだけどな。今はやせようと思っても、なかなか続かない。下着の宣伝で、やせたお笑い芸人がいただろ。あれは結構すごかったよな。あれも仕事だから(完璧に体づくりを)やれるんだもんな。俺も下着の宣伝のやつをやろうかな。(依頼が)来ないかなあ」と話していただけに、今回の話はまさにタイミングもバッチリ?
フリー打撃を行えば、いまだに柵越え弾をマークするなど、年齢を感じさせない秋山監督。その衰え知らずの超人ぶりは鷹ファンならずとも知るところだけに“下着モデルデビュー”が実現すれば話題になりそうだ。