鷹の主砲・李大浩を支えるのは美人妻シン・へジョン夫人からのメッセージだ。


 夫人が韓国にいたオリックス時代には電話代が1か月に10万円は下らなかったが、現在、夫人は福岡在住。本拠地・ヤフオクドームでの試合には必ず応援に来ているにもかかわらず、李大浩は試合前に夫人への連絡を欠かさないという。


「球場に着いた?」「今日も頑張ってね」とたわいもない内容らしいが、李大浩にとっては、これが大きなパワー。空いた時間は無料通話アプリ「カカオトーク」や「フェイスタイム」で通話。もちろん、試合後は揃って球場を出るのがお決まりだ。


 オリックス時代の2012年に打点王に輝くなど、2年連続で91打点をマーク。昨季は打率も3割を超え、24本塁打を記録した李大浩は、3年最大16億円の破格の条件でソフトバンク入り。だが、その重圧もあってか、チャンスに結果を出せないなど苦しい日々だった。だが、それも夫人とのささやかな会話が癒やしてくれた。だからこそ、くじけずにシーズンを全うできたのだ。

 今後のポストシーズンで李大浩は、もっともっと4番としての力を見せつけるつもり。もちろん、愛する夫人の力も借りて…。