日本ハム・金子誠内野手(38)が引退試合となった1日の楽天戦(札幌ドーム)で思わぬ“走り込み”だ。

「9番・遊撃」で先発出場した金子は、3回までに2つの遊ゴロを軽快にさばきスタンドの大声援を受けた後、3回先頭の第1打席、則本の150キロ直球を中前打とし出塁。西川の右前打で二進し、中島の適時打で一気に本塁に生還した。

 また、4回の第2打席では、内野ゴロで一塁に残ると、西川が適時三塁打を放ち今度は息を切らせやっとのことで生還。「1、2打席とかわいがってきた後輩がややこしいヒットを打ってかなり走りました。しんどいです。最後まで持つか分からないよ」

 両アキレス腱痛、ヒザ痛などと戦ってきたベテランには試練の引退試合となった。