楽天星野後任問題 デーブアレルギー続出

2014年09月21日 11時00分

チーム一丸!星野監督と勝利のハイタッチ。右は完封勝利の則本

 今季限りでの退任が決まった楽天・星野仙一監督(67)の後任は誰なのか。本紙昨報の古田敦也氏(49)のほか、デーブこと大久保博元二軍監督(47)の昇格もささやかれているが、大久保体制となればさらなる混乱が起きそうだ。

 

 辞任会見から一夜明けた19日、星野監督は「次の監督は本当に決まっていない」と話した。だがコーチ陣には動揺が走っている。コーチの一人は「どうせ大久保(監督)でしょ」とあからさまに不快な表情。さらに別のコーチも「我々が(星野)監督から辞めると聞いたのは18日の午後2時。さすがにみんな去就とまではいっていないけど、デーブが監督になるならチームを去るコーチはいる」と明かした。

 

 その一方で、田代富雄打撃コーチ(60)は「まだ球団と話してはいないけど(退団の)意思は固い」と今季の打撃不振の責任を取り、退団することを表明。大久保監督が誕生すればコーチ陣は大量辞任が予想される。となれば、大久保監督は自身の人脈を使ったコーチ集めから始めなければならず、秋季練習にコーチ陣が揃わず出遅れる可能性もあり得る。

 

 選手たちも戦々恐々としている。「本当にデーブさんなんですか?」と不安げに記者に逆取材するナインも。というのも、大久保監督が代行として一軍指揮を執った17試合(7月2~23日)は8勝9敗と約5割の勝率だったが美馬、宮川、則本ら先発を中4日で回したほか選手を全員使い切る「ファーム采配」でチーム全体が疲弊した。特にエースの則本は一時、中継ぎに回るなど約1か月間、不調に陥った。そんなデーブ政権を一度経験しているだけに、選手たちの拒絶反応は深刻だ。

 

 19日の日本ハム戦は1―0で則本が完封勝利し、楽天は4連勝となった。銀次が「勝ち続けて(星野)監督が“オレ、もう1年やろうかな”というのがまだある」と言うように、星野続投の“奇跡”を信じている選手は多い。監督人事はフロントの思惑通りにはいかなそうだ。