<楽天監督の本命に浮上>古田氏はヤクルトに未練なし 三木谷オーナーとの“密会”激増

2014年09月20日 06時10分

古田氏がいよいよグラウンドに帰ってくる

 楽天・星野仙一監督(67)が18日、仙台の球団事務所で記者会見に臨み、成績不振を理由に今季限りの退任を表明した。次期監督は未定とされたが、水面下では三木谷浩史オーナー(49)と親交の深い、元ヤクルト監督・古田敦也氏(49)の存在が急浮上。満を持しての現場復帰なるか、注目を集めている。

 コボスタ宮城でのロッテ戦の試合前に記者会見を開いた星野監督は、終始穏やかな表情で「直接の原因はやはり成績。しかも2か月間も戦場を離れた。勝負師としてシーズンを離れることはあってはならない。ファン、選手、球団に迷惑を掛けたのが一番」と退任理由を説明した。会見に同席した三木谷オーナーは「今月の頭から話を始め、正式に(退任を)受理したのは今日。初めて聞いたときは『ウソだろう』という気持ちだった」と慰留がかなわなかった無念を口にした。

 今季は腰痛が悪化し、5月26日から休養。胸椎黄色靱帯骨化症と腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。7月25日の試合から復帰したが、チーム状態は上がらず、低迷していた。指揮官は「こういうことじゃいかんな」と復帰後に身を引く決断をしたという。

 昨季は球団創設9年目で初のパ・リーグ制覇と日本一。今季からは新たに複数年の3年契約を結んでいた。三木谷オーナーは「(昨季は)強豪の巨人を破っての日本一。感謝の気持ちしかない。闘争心、戦う姿勢を注入してもらった」とあらためて指揮官への感謝の言葉を語った。

 同オーナーによると、星野監督には今後、何らかの役職に残ることを要請しており、後任監督についても相談する意向だという。

 では、その後任監督は誰なのか。今季途中、三木谷オーナーの強い意向もあって監督代行を務めた大久保博元二軍監督(47)も候補の一人ではあるが…。ほかに“本命級”の候補がいる。それが8年ぶりの現場復帰となる、古田氏だ。

 古田氏と三木谷オーナーの懇意な関係は有名で「すごく仲が良く、チームの監督をやらせたがっている人物の一人」(楽天関係者)という。昨年7月の参議院選挙では民主党東京選挙区から出馬した鈴木寛氏を一緒に応援。三木谷オーナーが代表を務めた「すずきかんを応援する会」の発起人に、共に名を連ねた。

 しかも、その両者の距離が今年夏ごろから急接近。“密会”の回数が激増しているという。「2人が会食すること自体は珍しいことではないが、最近になってその回数が増えている」(楽天関係者)

 さらにはこんな気になる情報も…。古田氏を知る球界関係者によれば「テレビ関係の仕事を急激に絞り始めたそうです。周囲では『現場復帰への準備だろう』とささやかれています」。

 現役時代は“ミスタースワローズ”とも呼ばれた古田氏だけに、現場復帰するなら古巣が優先されるのかと思いきや「ヤクルト復帰には興味を感じていないようで、周囲には『スワローズは真中や(宮本)慎也がいるから』と話していたそうです」。その一方で「楽天やDeNAの動向には関心を持っているようだった」という。

 古田氏はかつて、現場復帰について「野球人ですから、そういう気持ちは常にありますよ」と語っていた。ヤクルト監督で結果を残せなかったリベンジを楽天で――。ついにその時がきたということなのか。