【ペンシルベニア州ピッツバーグ18日(日本時間19日)発】レッドソックスの上原浩治投手(39)はキャッチボールなど試合前の全体練習には参加せず、別メニューで調整した。上原は「シャグ(打撃練習の球拾い)もしないでいいと言われました。完全休養日です」と説明した。レギュラーシーズンはこの日のパイレーツ戦を終えると残り9試合。上原によると「あと何試合に投げるとか、起用法については話をしていない」という。

 昨年は10月末まで戦い、ワールドシリーズを制したレッドソックスだが、今季は9月で戦いを終える。そうなると11月に日本で行われる日米野球で上原を見たいところだが、ファレル監督は「現時点でレッドソックスから選出されている者はいない」と明かし、こう続けた。「投手にとって、11月に試合で投げるというのは簡単なことではないし、とても難しい問題だ。仮に(今季限りで契約が切れる)コージとの契約が来季以降もあったとしても、私は彼を(日米野球には)送り込まない」

 上原は「(日米野球の)オファーは来ていないですよ。(メジャーリーガーとして)一度くらい日本でプレーしてみたいという気持ちはありますけど…。(オファーがあっても今オフは)FAですから、難しいですよね」と複雑な表情だった。