<ヤクルト3-5阪神(15日)>3位・阪神は15日のヤクルト戦(神宮)に5―3で勝ち、2連勝。上位の巨人、広島にがっちり食らいついた。

 試合を決めたのは阪神が誇る“代打の切り札”だ。1―1で迎えた8回一死二塁、打席に入った代打・関本はヤクルト先発・ナーブソンから右中間を破る適時二塁打で逆転に成功。関本は「必死のパッチでした。それしかないでしょう」と、してやったりだ。これで勢いづいた阪神はこの回打者一巡の猛攻で4点を挙げた。

 先発のルーキー左腕・岩崎は初回二死三塁からバレンティンの左前適時打で先制を許すも、その後は粘り強い投球でツバメ打線を翻弄。「1、2回は慎重になりすぎてしまいましたが、最少失点で何とか切り抜けられたのが大きかったです。後のイニングはある程度自分の投球ができたと思います」と振り返った岩崎は2連勝で今季5勝目(4敗)をゲットした。

 上位が直接対決をしている間に、最下位ヤクルトをきっちり叩いた和田阪神。このまま簡単に引き下がる気はない。