松田離脱で早まった“小久保の肩叩き”

2012年08月09日 14時00分

 ソフトバンクのチーム内で、今季2000本安打を達成した小久保裕紀内野手(40)の“進退問題”を心配する声が上がっている。

 深刻な得点力不足に悩まされる中、リーグ2位の56打点を稼いで孤軍奮闘していた松田が3日に右手甲の骨折で登録抹消されて今季絶望。とはいえ、6日現在、首位・日本ハムに5ゲーム差とまだまだ射程圏内にある。そんな中、あおりを食ったのが小久保だった。

 追い込まれた秋山監督は打開策として4日、5日の西武戦で、これまで「少し気を使いすぎではないか」と言われながらも一塁で起用してきた小久保をスタメンから外し、中村、李杜軒と若手を日替わりで一塁に起用。内野陣の平均年齢が24歳にまで若返ったフレッシュ打線は、合計29安打17点の大爆発で連勝を飾っている。背水からの思い切った采配が見事に吉と出た。

 あるチーム関係者はこう話す。「小久保がこの状況をどう感じるかだよね。誰よりもチームが強くなるためには若手の底上げが必要だと考えている選手。結果的に松田の離脱が肩叩きのような形となってしまった」

 今季は椎間板ヘルニアで1か月の離脱もあり、68試合で打率2割3分9厘、1本塁打、17打点(6日現在)と波に乗れていない小久保。これまで引退の意思は一切見せていないが、松田離脱を機にした若手路線がモチベーションにどう影響するか。