レッドソックスの上原浩治投手(39)が8日(日本時間9日)、4日ぶりにキャッチボールを再開させた。体全体を使うことを意識していたからか、全力で投げることはなかった。距離を20メートル、30メートルと徐々に延ばすと、上原はいつの間にかグリーンモンスターと呼ばれる左翼フェンスの手前に立った。

 左足を高く上げ、体の反動を使ったフォームから繰り出されたボールは、80メートルほど離れたキャッチボール相手の田沢純一投手(28)が何度も目測を誤るほど、伸びがあった。途中、元中日でオリオールズの左腕チェンがあいさつに訪れ、笑顔で談笑するシーンも。距離を20メートルほどに縮めると、スプリットを軽く12球投げた。ストレートを中心におよそ23分、久しぶりの感触を楽しんだ。まずは中継ぎで戦列復帰を目指す。