阪神・能見に中継ぎ転向プランが浮上

2014年09月07日 11時00分

6回途中で無念の降板となった能見(左)は肩を落としてベンチに戻った
6回途中で無念の降板となった能見(左)は肩を落としてベンチに戻った

 阪神のエース・能見篤史(35)に中継ぎ転向プランが浮上している。

 

 能見は5日の中日戦(ナゴヤドーム)で山本昌との投げ合いで先に崩れ、6回途中4失点KOで今季12敗目。「1点もやりたくなかったので…」と唇をかんだように、何とか失点を防ごうと厳しいコースを狙ったことが裏目に出てしまった。


 能見の次回登板予定は今季最後の直接対決となる11日の巨人戦だ。6月から6連敗と白星から遠ざかったこともあり、8月の巨人との首位攻防戦の登板を回避していた。ただ、最近は復調の兆しを見せていたため中西投手コーチは「最後はエースにかけてみたいというのはある」と最終決戦のマウンドを託す方針だ。


 その一方で、チーム内では「中継ぎ転向」という思い切った起用法が提案されている。あるコーチは「今年の能見は序盤はすごくいいんだけど突然、乱れるというパターンが続いている。短いイニングを任せる方がいいのかもしれない。これからは同点や僅差で負けている場面での中継ぎがより重要になるけど適任者がいない。リリーフとしてフル回転してもらった方が能見の力を生かせる」と説明。チーム関係者も「三振も取れる。リリーフの経験もあるし、適性は十分にある。負けられない試合が続くし、ブルペンに能見が控えていることでチーム全体に安心感も生まれる」と賛同する。


「勝負の9月」に突入してもDeNA、中日という下位球団相手に2勝2敗と気勢が上がらないこともあって大胆起用案が浮上。先発か、リリーフか――。いずれにしてもエースの快投が逆転Vには欠かせない。