藤浪変身のウラに花巻東・大谷

2012年08月15日 12時00分

<第94回全国高校野球選手権大会・第6日(13日)>

 

 今春センバツ優勝の大阪桐蔭(大阪)・藤浪晋太郎(3年)が木更津総合(千葉)に2失点で完投し、チームを3回戦進出に導いた。好スタートを切った剛腕だが、その裏では花巻東(岩手)の160キロ右腕・大谷翔平(3年)への“ジェラシー”からフォーム修正に取り組んでいた。

 

 きっかけは高校生史上最速を叩き出した“みちのくのダル”こと大谷だった。「僕のフォームは力が入っててぎこちなく、カッコ悪い。安定もしてないんです。大谷君はしなやかできれい。それでいて(7月19日、一関学院戦で)160キロ出しましたからね」

 

 もともと投げ方にコンプレックスがあった。センバツの1回戦で大谷と直接対決した後、ライバルにジェラシーを感じ、一念発起。練習中に野球部のビデオカメラで徹底的に自己分析した。「センバツ前はビデオを使ってのフォームチェックは月1~2回する程度。それを週1~3回に増やした。それを寮やグラウンドのテレビにつないでスロー再生し、繰り返しチェックしました」

 

 結果、多くの収穫があった。「徐々に右肘が下がってるなとか、左肩の開きが早いとか分かってきて。いい投げ方した時は、余計な力が入ってなく、一連の流れがスムーズ。カーブとかスライダーも安定して、今まで以上に変化球でカウントや空振りを取れるようになったんです」。バージョンアップした藤浪が全国の猛者を手玉に取る。

 

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