連敗ストップ打!40歳・小笠原が若竜のお手本だ

2014年09月03日 16時00分

9回に勝ち越し打を放った小笠原

 中日が2日のヤクルト戦(神宮)に3―2で逆転勝ちし、連敗を6で止めた。普段は淡々としている谷繁監督も「勝つっていいですよ」と思わず本音が漏れる快勝。それほど待ち望んだ白星だったのだろう。

 

 そんな劇的勝利を呼び込んだのは小笠原道大内野手(40)だ。同点の9回、二死二塁の場面で代打で登場し、右中間を破る値千金の勝ち越し二塁打。「気持ち。それ以外ないです。形は関係なく食らいついて、あとはボールに聞いてくれという感じだった。人がいないところに行ってくれて良かった」と満足そうに笑った。

 

 昨オフにFAで巨人から加入。今では代打の切り札としてなくてはならない存在となっているが、チームへの貢献はそれだけではない。若手ナインの生きた教科書となっている。「あの人は本当にすごい!」とナインがうなるのは試合への準備だ。ナゴヤドームで試合がある時は、ほぼ一番乗りで球場入り。入念にストレッチ、アップを繰り返す。さらに試合後もクールダウンに誰よりも時間をかけ、最後に球場を後にすることも少なくない。「試合で万全にプレーをするためにやることは怠らない。だからこそここまでこれたのだと思う」(若手選手)

 

 試合中のベンチでの態度も選手の見本だという。「あれだけのベテランになれば、試合中にベンチの後方に陣取って腕組んで見てたって誰も文句は言わない。でも小笠原は一番前に座って前のめりで声を出しているからね」(チーム関係者)。身をもって若手ナインを導く小笠原は、もはや中日には欠かせないパーツだ。