中日ワースト月間18敗 オレ流と違い地の利生かせず

2014年08月30日 11時15分

バッテリーミスなどで中日は延長戦を落とした

 中日は29日の広島戦(ナゴヤドーム)で延長11回の末、5―6で力尽きてホームで4連敗。これで1997年8月以来、球団ワーストタイとなる屈辱の月間18敗目を喫した。谷繁監督は「ウチは今、苦しんでいるけど、みんなで打ち破っていかないといけない」と前を向いたが、試合はミスのオンパレードだった。


 2―2の同点で迎えた9回無死一、二塁の攻撃で荒木が送りバントを失敗、延長10回の守備では大島が中前への打球処理を誤って後ろにそらして三塁打。さらに延長11回一死一、三塁では小川が投前への打球を慌てて本塁へグラブトスして谷繁がはじき、その直後には暴投…。この回に3点を失って試合が決まった。


 自滅による敗戦に森ヘッドコーチは「投打だけでなく守備や走塁もチグハグになっているから、今こういうことになっている。できることを自分たちで一つ一つやっていかないと、こういう悪い流れは断ち切れない」と厳しい表情。さらに「ホームでサヨナラのチャンスが何度もあったのにものにできないなんて。今日みたいなゲームを拾ってきたのが“ウチの野球”なのに。それができなくなっているのは選手も我々(首脳陣)も反省しなきゃいけない」と続けた。


「ウチの野球」とは、落合GMが2004年に監督就任以来、8年間でリーグ優勝4回、日本一1回を果たした“オレ流野球”を指す。特に2011年は最大10ゲーム差からリーグ連覇を成し遂げ、本拠地・ナゴヤドームでもめっぽう強かった。10年は51勝17敗1分けで勝率7割5分、11年は42勝22敗6分けで同6割5分6厘。それに比べて今季はここまで27勝27敗1分けと勝率5割で、まったく地の利を生かせない。


 チーム内からは「粘りを発揮して接戦をものにした落合政権時代のビデオを見て、それを目に焼きつけた方がいい」との声もある。それほど今のチーム状況は深刻だ。