自力CS進出消滅の中日…谷繁監督と森野が一触即発

2014年08月29日 11時00分

ベンチで谷繁監督(左)と森野(左から3人目)が不穏なムードに…

 中日は28日のDeNA戦(ナゴヤドーム)に延長12回の末、5―6で逆転負けを喫して同一カード3連敗。本拠地・ナゴヤドームでDeNAに3タテを食らったのは実に1998年9月以来、16年ぶりの屈辱となった。

 これで自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が消滅。谷繁監督は「この状況を受け止めていくしかない。まだ(Bクラスと)確定してないじゃないですか」と必死に前を向いたが、この日の試合中には苦しいチーム状況を象徴するような事態も起きた。

 2点リードの5回守備、一死二、三塁で石川の一塁ゴロを森野が本塁へ送球したが、間に合わない。一塁送球を指示していた谷繁監督もタッチにいくそぶりはなく、ミットからボールをこぼしてしまった。直後、両者はお互い「なぜ!?」という表情でにらみ合いに…。この野選をきっかけに、この回に一挙5点を奪われた。痛恨のプレーだ。守備を終えてベンチに帰ると両者は一触即発ムード。ベンチ裏に消えて数分間の話し合いをもった。

 試合後、森野は「自分の予想よりも打球の勢いがなくて、ボールから目も切れずに、判断が狂った」と猛省し、谷繁監督も「自分の指示が伝わらなかった」と森野を責めることはしなかった。

 一時は不穏な空気がベンチに充満したものの、チーム関係者からは「高木(前)監督だったら人前でやっていた。奥で話しただけ大人ですよ」との声も。監督と選手がすぐさま腹を割って話せるのも谷繁兼任監督ならではかもしれない。雨降って地固まる、となるか。