阪神の藤浪晋太郎投手(20)が28日、巨人との大事な首位攻防戦(東京ドーム)でまさかの乱調だ。

 1勝1敗で迎えた第3戦。何としても直接対決で勝ち越したい阪神だったが、先発・藤浪が初回にいきなり橋本に先頭打者本塁打。2回には二死一塁から投手・澤村に不用意に投じた真ん中直球を左中間二塁打とされるなど4連打で3失点。3回以降は立ち直ったものの、5回4失点で降板した。

 打撃でも3回表無死一塁の場面でバント失敗で三振。「勝たないと意味がない」と意欲のマウンドだったが、投打で精彩を欠いた。