摂津でも止められない ソフトバンク3連敗

2014年08月28日 11時00分

摂津でも悪い流れは止められなかった

 エースでも負けた…。首位・ソフトバンクは27日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)に3—4で敗れ、3連敗を喫した。8月上旬に9連勝を飾ったチームは、ここにきて失速ムード。負傷から戻ってきたエース・摂津で負の流れを断ち切りたいところだったが、7回4失点と粘れず。まさかの黒星で2位・オリックスとは1・5ゲーム差。秋山ホークスがV奪回に向けて正念場を迎えた。

 エース・摂津が苦しい投球だった。この日は、右手親指に打球を受け、わずか10球で緊急降板となった15日のオリックス戦からの復帰マウンド。チームの連敗ストップを託された。

 しかし、初回に3番・陽に右前適時打を浴びて先制を許すと、3回には中田にバックスクリーン左に運ばれる23号2ランを被弾。序盤で3点のリードを許してしまった。このまま最少失点で踏ん張りたいところだったが、6回にも二死三塁から近藤に右前適時打を浴びて、手痛すぎる追加点を奪われた。

 チームは最近10試合で3勝6敗1分けと負けが込んでいる。それだけに首脳陣からも「ここのところの試合はチームが後手後手になってしまっているから、何とか摂津の投球で守りのリズムをつくってほしい」(加藤投手コーチ)と期待を持って送り出された。

 ただ、摂津らしい投球とはいかなかった。7回を投げて8安打2四球4失点。「何もできませんでした。流れも持ってこれなかった」と悔しさをにじませた。チームの窮状を救うことはできなかった。

 先発転向から3年連続で14勝以上と抜群の成績を残して鷹の大黒柱となってきたが、今季は苦しみながらの投球となっている。およそ1か月の離脱があったとはいえ、勝ち星も8勝と伸び悩んでいる。ちょうど1週間後はオリックスとの直接対決に登板する。しかし、不安を残してしまった。

 打線も日本ハム先発・中村をとらえ切れなかった。7回に二死満塁の好機をつくり、代打・吉村が2番手で登板した宮西から左中間フェンス直撃の適時二塁打。だが、2者生還したものの、一塁走者の中村は本塁でタッチアウト。反撃を見せたが一歩及ばなかった。

 前日の試合後、秋山監督が緊急ミーティングを発動。「ふんぞり返っては野球はできない。必死こいてやらないと結果は出ない」と強い口調で訴えた。しかし、負の流れはエースでも止まらずに3連敗。徐々にオリックスの足音が近づいている。