鷹しっぺ返し 日ハム・大谷に10勝目プレゼント

2014年08月27日 11時00分

ソフトバンク打線を7回1失点に抑え、後半戦初勝利の大谷は「10勝」ポーズ

<ソフトバンク2-4日本ハム(26日)>“二刀流”へのリベンジ許した――。ソフトバンクは26日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)に2―4で敗れ、2連敗となった。この日の相手先発は8月に入って2試合連続で黒星をつけるなど、鷹打線が得意としていた大谷。だが、その右腕に7回を5安打1失点に抑えられ、10勝目をプレゼントしてしまった。先発・スタンリッジの粘投も報われず、2位・オリックスに2・5ゲーム差と接近された。

 

 今月3度目の対戦となった大谷に、ソフトバンク打線がまさかの沈黙だ。過去2戦では鷹打線が2試合連続で9安打を浴びせて、最速161キロ右腕に土をつけてきた。しかし、この日は勝手が違った。

 

 初回はいい形で打線が機能した。中村の内野安打と李大浩の四球で二死一、二塁のチャンスをつくると、不振の柳田と代わって30試合ぶりに6番から5番に入った長谷川が期待に応える一打を放った。外角のフォークを捉えて中前適時打。直前の守備で失点に絡む2失策を記録してしまっていただけに「何とか1点返せてよかったです」。反撃のノロシを上げた。

 

 しかし、ここからは立ち直った大谷の前に沈黙した。2回にも右手人さし指の骨折から復帰した松田の中前打と、中村の四球で二死一、三塁と攻め立てたが無得点。以降は李大浩の2安打のみに抑えられて得点圏に走者を進めることすらできなかった。

 

 ここにきてリーグ最強の打線が下降線をたどっている。安打数は出ていて貧打とまではいかないが、今ひとつ打線がつながってこない。「ちょっとバテている感はある」(藤本打撃コーチ)。あと1本が出ない展開も増えてきている。

 

 この日の大谷は直球を主体としてスライダーを中心とした変化球を交えていく投球。過去の対戦でいえば、9安打を放ちながらも7回2失点と粘られた3日の対戦に近いものだった。スピードこそ抑え気味ながら、コースに決まった直球で三振を喫するなど9三振を奪われた。7回を5安打1失点に封じられて、自身初となる10勝目をプレゼントしてしまった。

 

 一方の鷹先発・スタンリッジは味方の3失策もあり、7回4失点(自責2)。自己最多タイとなる11勝目はお預けとなった。これで9連勝がストップしてから、4勝7敗1分けとなった秋山ホークス。大谷とはクライマックスシリーズで対戦する可能性も十分あるだけに、後味の悪い敗戦となった。