巨人“虎軽視ローテ” 首位攻防戦に内海投入せず

2014年08月26日 11時00分

初戦の先発は杉内

 今恐れる相手は虎ではなく――。巨人は25日、26日からの阪神との首位攻防戦(東京ドーム)に向け、先発陣がジャイアンツ球場で調整を行った。初戦で難敵メッセンジャーと投げ合うのは、約1か月半勝ち星から遠ざかっている杉内。「ここで勝ち越せば大きい。まずは自分がいいピッチングをすること」と意気込みを語った。

 練習を見守った川口投手総合コーチは「チームとしては試合を作ってくれればいい。メッセンジャー相手に勝てたら、いい流れが来るんじゃないか。杉内は“打者メッセンジャー”をどう抑えるかでしょう」と前々回、前回と痛打を許している相手右腕のバット攻略をポイントに挙げた。

 続く2戦目には小山が出陣。そして3戦目には澤村にチャンスを与えることが濃厚となった。川口コーチは苦笑いしながら「澤村のことは聞かないで。その日になってみないとわからないから」と語ったが、これに意外な顔を浮かべたのがライバル球団のスコアラー陣だ。「原監督は阿部を捕手に戻して勝負に出ている。必勝を期して3戦目は中5日で内海だと思っていたんだけどな」と驚いた表情を見せた。

 阪神との試合差は1・5。もしも3タテを食らえば順位は逆転する。首位死守を最優先に考えるならば、確かに内海投入も手だ。だが、巨人ベンチが恐れているのは目先の首位攻防戦より、次のDeNA3連戦(29日~、横浜)なのだ。

「順位が入れ替わることより、今怖いのは大きな連敗。前回3タテを食らっているDeNAとの敵地初戦を澤村に任せるのはリスクが高すぎる。本拠地での阪神戦で3連敗はないだろうと見て、このローテを組んだんですよ」(チームスタッフ)
“虎軽視ローテ”の結果は果たしてどう出るか。まずは初戦をどちらが取るか、見ものだ。