マートン今年も“反省のち爆発”

2014年08月25日 16時00分

23日の広島戦で判定に激高したマートン(右)

 阪神は24日の広島戦(マツダ)で、マット・マートン外野手(32)の“ざんげの一発”が飛び出し、8―2と大勝した。巨人と1・5ゲーム差に迫って、26日からの首位攻防3連戦に突入する。首脳陣は逆転Vをかけた決戦でも安打製造機の打棒爆発を確信。その根拠は退場直後の“反省パワー”だ。

 

 マートンは1点を追う8回に逆転につながる右前打を放つと、9回には一死一、三塁からダメ押しの12号3ランを左翼席に叩き込んだ。「今日はボール球に手を出していたが、最後の2打席で修正できた。大事な試合で勝ててよかった」と、大きな手応えをつかむ一戦になった。

 

 23日には初回の第1打席でストライクの判定に激高。飯塚球審に暴言を吐いたとして退場処分を受けた。和田監督が「昨日の今日だから相当、気合が入っていた」と指摘したように、早々と試合から離脱してしまったことを猛反省。汚名返上の活躍になった。

 

 チーム内で熱視線を注がれているのが、この“ざんげパワー”だ。マートンは昨年も2度退場処分を受けたが、処分明けに大爆発している。8月14日の広島戦で審判への侮辱行為で退場になると、翌15日からの6試合で3本塁打6打点を叩き出した。9月14日のヤクルト戦では本塁突入時のタックルをめぐって捕手ともみ合いになり、暴力行為で退場。翌15日も出場停止処分だったが、17日に復帰すると5試合で打率5割9分1厘という大暴れだ。

 

 コーチの一人は「興奮してしまうと手がつけられなくなってしまうけど、普段は本当に紳士。冷静になった後に、ものすごく後悔しているし、反省している。それだけに、退場直後の試合では何とか挽回したいという気持ちが強い。それを数字に直結させる技術も持っている」と説明。その上で「もちろん退場処分を受けるような行為は許されない。ただ、これまでのパターンだと26日からの巨人との直接対決で、マートンは必ず活躍してくれる」と信じているのだ。

 

 3タテ危機を乗り越えて、敵地・東京ドームでの首位攻防3連戦に臨む虎軍団。マートンも「今日の勝利で勢いが出る。東京ドームで勝負したい」と気合満々だ。天王山でも“反省パワー”全開となるか。