広島・中崎炎上 来日初先発ヒースの白星スルリ

2014年08月25日 11時00分

8回、同点とされ、なおも一死満塁で関本に勝ち越し打を浴びぼう然とする中崎

<広島2-8阪神(24日)>目前で2位浮上がスルリ…。3位・広島は24日の阪神戦(マツダ)に2―8で敗れ、阪神戦3タテを逃してしまった。勝てば入れ替わって2位に浮上するこの試合、1点リードの8回に新セットアッパーの中崎が虎打線に捕まり3失点。9回にも救援陣が4点を失い、チームの連勝は2でストップした。とはいえ、新助っ人のヒースが6回1失点7奪三振と好投。逆転Vを狙うチームにとって明るい材料だ。

 

 1点のリードを守り切れなかった。8回、3番手のマウンドに上がった中崎は、安打や四球で一死満塁のピンチを招く。ここで伊藤隼に痛恨の押し出し四球を与えて同点。さらに、代打・関本に勝ち越しの2点適時二塁打を浴び、一気に逆転されてしまった。成長著しい4年目右腕は離脱中の一岡に代わりセットアッパーに抜擢。奮迅の活躍を見せてきたが、この日は厳しさを知る結果となってしまった。

 

 ただ、収穫もあった。新助っ人が目の覚めるような好投を見せたのだ。来日初先発となったヒースは、最速152キロを計測したスピードボールを生かした迫力抜群の投球。2回に今成に一発を浴びて先制点を献上したが、その後は危なげないマウンドさばきだった。

 

 結局、この日は6回を投げて2安打7奪三振と上々の投球だった。課題だったクイックやセットポジションでの投球も問題なく、日本野球への適応の高さも見せた。

 

 来日して約1か月がたった。当初は時差ボケに悩まされたが「(広島の)街を散策していろいろ情報を集めたりしているよ。いいメキシコ料理屋があって、そこではエンジョイできているよ」とすっかり日本生活にもなじんでいる。“食”でも適応しようと、日本の食べ物にも挑戦しているというヒース。中でも「他の麺類に比べると、味が濃いところがいいね」と、バリントンら先輩助っ人もお気に入りのラーメンがお好みの様子。「ある程度使えるが、ちょっと苦手だね」という箸を駆使しながら食べているという。

 

 打線は虎のルーキー左腕・岩貞に苦戦した。それでも1点を追う3回、スタメン出場の鈴木誠の二塁打と四球などで二死二、三塁のチャンスをつくると、菊池が「追い込まれていたので気持ちで打ち返しました」と左中間への2点適時二塁打を放って逆転に成功。しかし、この回以外は1本の安打も出なかった。前夜の先発・能見にも苦しめられた赤ヘル打線。逆転Vに向けて、左腕対策が大きな課題となる。