鯉2連勝 会沢2夜連続9号 菊池10号

2014年08月24日 12時01分

8回、均衡を破る2夜連続となる9号ソロを放ちガッツポーズする会沢

 3位・広島が23日の2位・阪神との上位対決(マツダ)を2―1で制しての連勝。ゲーム差を0・5に縮めた。赤ヘル打線は阪神・能見の前にチャンスを生かせず、ゼロ行進が続いたが、8回に会沢の9号ソロと菊池の10号ソロで試合をものにした。投手陣も6人をつぎ込んだ執念の継投策で虎打線をしのいだ。重要な直接対決を早々と勝ち越した野村カープ。こうなれば狙うは3タテだ。

 スコアボードに「0」が並び続けて迎えた8回に、ようやく赤ヘル打線が噴火した。先頭の会沢が阪神先発・能見の初球、チェンジアップを見逃さず左翼席へ。先制の一発で本拠地を沸かすと、二死後に菊池も変化球をとらえて場外へと運ぶ一撃。終盤の一発攻勢で価値ある白星を掴み取った。

 打線は序盤から能見の前に沈黙した。初回を三者凡退で抑えられえると、その後もキレのいいボールに手も足も出ずに4回まで無安打、5奪三振と“ノーヒットノーラン危機”に陥るほどだった。流れもよくなかった。前回対戦(9日、京セラ)では7回1失点と快投を許し、6戦連続で負け続けていた能見に白星を献上。復調のきっかけを与えてしまっていた。

 昨季の対戦はわずか1試合だったが、その試合で敗れるなど、対決が少ないながらも対能見を得意としていない。ただ、クライマックス・シリーズに進出すれば、その能見と対戦する可能性は大。“くみしやすし”の印象を持たれるのは避けたいところだった。なんとか8回の2発で左腕に黒星をつけた赤ヘル打線。前夜は“鯉キラー”藤浪に初めて土をつけて苦手を克服したばかり。この連勝は今後の戦いで大きな意味を持ちそうだ。

 エルドレッド不在の打線はこの日、前夜の4番・キラを外してロサリオを起用。野村監督は相手投手や調子などによって代える“日替わり4番”で戦っていく構えだ。ただ、今日24日から一軍登録が可能となるエルドレッドはこの日、ナイターで行われたウエスタンリーグ・中日戦から本格的に実戦復帰。「状態を見てからになる」(野村監督)が復調次第、昇格の見込み。まだ打線に“上積み”もある。

 投手陣も先発・大瀬良を4回で降ろす執念の継投で、虎打線を封じてみせた。難敵・能見を“完全攻略”とはならなかったが、2位・阪神にプレッシャーをかける大きな1勝となった。