大竹“お得意様”竜に6連勝 G初完投9勝

2014年08月24日 12時01分

お立ち台でガッツポーズする高橋由(左)と大竹

 竜キラーぶりを見せつけた。巨人は23日の中日戦(東京ドーム)に4―1で勝利し、連勝を飾った。投打で活躍を見せたのが大竹だ。投げては9回を110球、3安打1失点の力投で巨人移籍後初完投をマーク。打撃でも2回に中前適時打を放つ活躍を見せ、これで対中日6連勝となった。エース・菅野が離脱するなど投手陣の台所事情が苦しい中、FA加入の右腕が今季一番と言える快投を披露してみせた。

 立ち上がりの大竹は直球とキレのある変化球を織り交ぜ、竜打線に立ち向かった。初回、二死を取った直後にルナに15号ソロを浴びたが、それでも動揺することなく、続く平田を二ゴロに打ち取ってみせた。

 そんな右腕を打線が援護。直後の初回裏一死二塁で、19打席無安打と泥沼にはまっていた坂本が中日先発・山井から復活の逆転12号2ラン。坂本は「久しぶりのヒットが1打席目に出たことと、いい場面で本塁打を打てたことが良かったです」と声を弾ませた。

 さらに2回二死二塁では、大竹が山井の129キロのスライダーを中前に運ぶ適時打。自身のバットで追加点を奪った。さらにトドメは6回、高橋由が中越えの6号ソロ。「塁に出ることを考えていたが、その中でいいスイングができました」。前日は心不全で亡くなった父・重衛氏(享年75)の告別式に出席した高橋由。その父にささげるダメ押し弾となった。

 移籍後初完投を飾った大竹。試合前は得意の中日相手でも「チームの状態はその試合、その試合で変わるワケだし、特に気にせず自分は登板に合わせて調整しいいパフォーマンスを出せばいい」と冷静だった。さらに「中継ぎも結構投げているので、自分が長いイニングを投げることで休める可能性も出てくる」とチーム全体のことも考えていた。

 川口投手総合コーチは「調子よくキレのあるボールを投げている。リズムがいいのでいいプレーも生まれてくる」と大竹をたたえた。同コーチの言葉通り、巨人は三塁・村田、中堅・橋本が好守で右腕を盛り立てた。大竹は「野手の方のいいプレーで助けてもらった。(次で10勝だが)もっと勝ちたいと思っている」と力強く語った。

 原監督も「やればできるんだね。(大竹の完投は)本人にもカベがあった。彼にとってもチームにとってもいい弾みになってくれれば」と、この勝利をきっかけに右腕の“本領発揮”を期待する。エース・菅野らケガ人が増えている状況で、シーズンの大詰めを迎える巨人。そんな中での大竹の初完投は大きな力となりそうだ。