阪神ナインの緊張ほぐすゴメスの“ゴッドハンド”

2014年08月22日 16時00分

ゴッドハンドが大好評のゴメス(右)

 阪神は21日の中日戦(京セラドーム)に5―4と競り勝ち、4連勝。貯金を今季最多の10に伸ばし、首位・巨人を0・5ゲーム差のまま追走している。主砲のマウロ・ゴメス内野手(29)も勝ち越し適時打を叩き出すなど好調をキープしているが、チーム内では、ゴメスの意外な特技“ゴッドハンド”も大好評だという。

 

 2―2の同点で迎えた3回無死二、三塁の場面でゴメスは勝ち越しの左前適時打。「前にしっかり飛ばそうという意識だった。自分の仕事をきっちりしようと思って打席に入った」と満足そうに振り返った。


 リーグ2位の85打点(21日現在)を叩き出すなど猛虎打線の4番打者として存分に力を発揮しているゴメス。実はバット以外でもチームに大いに貢献している。


 ある球団関係者はこう打ち明ける。「試合前や試合中にゴメスは緊張していたり、力が入りすぎている選手を見つけると突如、肩をもみだすんだよ。緊張感のある試合が続いているけど、あれがチームのリラックスムードを生み出している。まさにゴッドハンドだ」


 ペナントレースも終盤に入り、負けられない戦いが続いており、緊張感も日に日に高まっていく。しかし、過度なプレッシャー、重圧はプレーの妨げになる。そんな表情が硬くなっている選手を見つけたゴメスは気配を消しながら背後に近づき、両肩をもみ始める。このドッキリマッサージを受けたナインは最初は驚くものの、絶妙な力加減のマッサージとゴメスの無邪気な笑顔で一気に緊張感は吹き飛んでしまう、という。


 主力選手も「緊張している時に『ウエーイ』とか言いながら肩をもんでくる。あれは絶対に狙っている。ありがたいですよ」とゴメスに感謝しきりだ。


 22日から3位・広島との3連戦、26日からは首位・巨人との直接対決が控えている。このV戦線を占う大事な1週間を前に「今は巨人、広島のことを意識するのではなく、まずタイガースのことを考えてプレーすることが重要だ」と冷静に話したゴメス。主砲のバットとゴッドハンドは虎軍団にとって欠かせない武器となっている。