阪神“棚ボタ”白星 先発・岩田は1か月ぶりの9勝に大喜び

2014年08月21日 11時00分

2回、満塁のピンチを併殺で切り抜けガッツポーズをする岩田

<阪神3-1中日(20日)>阪神が20日の中日戦(京セラ)で3―1と超ラッキー勝利をゲットした。

 

 思わぬ形で勝利が転がり込んできた。1―1の同点で迎えた7回裏二死満塁の場面で上本はセンター方向に平凡な飛球を打ち上げてしまった。誰もが中飛でチェンジを覚悟していたが、左翼の藤井とセンターの大島がボールを取り合う形になり白球は大島のグラブに当たり、グラウンドに落ちた。この間に2人が生還した。

 

 棚ボタで勝ち越した阪神だが、この1勝は大きな意味を持つ。それを証明するのは勝ち越した瞬間の先発・岩田の豪快なガッツポーズだ。7月は4連勝で月間MVPを獲得したものの、その後は3連敗。先発陣がコマ不足という台所事情もチーム全体に暗い影を落としていた。和田監督も「状態は悪くない。何とか頑張ってほしい」と祈るような思いで左腕の復活を心待ちにしていた。

 

 この日は初回を3者凡退で乗り切ると2回の一死満塁のピンチも併殺で切り抜けた。4回に平田に特大の同点弾を許した以外は完璧な内容だった。岩田も「2回の満塁のピンチをダブルプレーでしのげたことが一番大きかった。あれがあったからゲームをつくることができた」と大満足の内容だった。

 

 今季2戦2敗と苦手にしている左腕・浜田に対して2回の新井良の犠飛による1点のみと大苦戦していた。そんな中、敵失で勝ち越し点が転がり込む“おいしい勝利”だ。

 

 岩田は7月21日以来1か月ぶりとなる白星で9勝目。「運」も味方につけた虎軍団が首位・巨人を追撃する。