超スローボールの西嶋はプロで通用するか?

2014年08月21日 11時00分

元ヤクルト編成部長の片岡氏

 超スローボールが話題になった東海大四(南北海道)の西嶋亮太投手(3年)を“プロの目”はどう見たか。元ヤクルト編成部長の片岡宏雄氏(78)は「今の西嶋君の投球フォームでは(超スローボールでも)プロではタイミングは外せないし、通用しないと思う。あれでは始球式の球を打つようなものというか、子供が放っているようなもの。ひとたびストライクゾーンに入れば、簡単に打ち込まれてしまうでしょう」と断言した。

 

 その上で「本当のスローボールというのは普段と全く同じフォームから放らないと意味がない。指先からボールが離れるまさにその瞬間まで、力いっぱい放るストレートと全く同じフォームで投げられるようにならないとね。そうなるためには血のにじむような練習が必要で、それこそスローボールはどんな球種の球を習得するよりも難しいんです」と付け加えた。

 

 しかしながら、抜群だった西嶋の制球力などには好印象を持った様子。片岡氏は「西嶋君をスローボールを抜きに考えれば直球のキレはあるし、いい投手には違いない。現時点ではプロのスカウトの目に留まるほどではないが、大学、社会人でこれからまた伸びるか、でしょう」と話した。