八頭ナインを発奮させる“鳥取イジリ”

2014年08月20日 16時00分

練習に励む八頭ナイン

【ズームアップ甲子園】第11日(21日)第2試合で強豪・大阪桐蔭と対戦する八頭(鳥取)ナインには大会期間中、発奮せざるを得なくなる出来事があった。「抽選会で初戦の相手が角館(秋田)に決まった後、みんなでツイッターや2ちゃんを見ていたら、めちゃくちゃ書かれていて。もう笑うしかなかったです」(ある選手)

 

 その内容とは「地味」「なにこの試合」「最弱王決定戦じゃん」「大阪に枠譲れ」など、完全に小バカにするもの。「あるいは『角館はそんな弱くない』『秋田は1勝もらった』というものだったり。しかも、見るたび僕らをイジる書き込みが増えていったんです」とナインは振り返る。

 

 鳥取県勢の夏は1956年に米子東がベスト4に進出して以来、半世紀以上ベスト8から遠ざかっており「確かに過去の実績で言えば仕方がないとは思います。鳥取は県大会に24校しか出場していないじゃないか、という意見があるのもわかります」とは言うが、だからといって納得できるものではない。「そもそも県立の僕らは全員が地元出身で私立のように他県から人が入っているわけでもない。真剣に野球をやってきただけなのに、なぜ悪口を言われたり、イジられなければいけないのかと思いました」

 

 その悔しさを胸に角館に6―1で快勝したが「正直、初戦突破しただけでは、まだ見返すことはできていないと思っています。この先も絶対に勝ち進んでいきたいんです」。大阪桐蔭撃破に向けて八頭ナインは気合十分だ。