阪神メッセ パワーの源はギャングな男たち

2014年08月21日 11時00分

竜打線を力でねじ伏せたメッセンジャー

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が19日の中日戦(京セラドーム)で6回1失点と力投し、ハーラートップの11勝目、阪神通算50勝目を飾った。チームも8―1と快勝し、首位・巨人とのゲーム差1・5をキープした。今季も先発陣の大黒柱としてフル回転しているパワフル右腕。エネルギー源は「超危険なギャングたち」だという。

 

 初回に無死一、三塁の大ピンチを連続三振などで無失点で切り抜けると2回以降は持ち前の剛腕で中日打線を寄せ付けなかった。11勝目はリーグ単独トップ、180奪三振も2位・藤浪とは48差と独走のリーグ1位だ。

 

「勝ち星が付いたことはチームメートに感謝したい。彼らが後ろを守ってくれて、点を取ってくれなかったら勝ちはつかない」と、ともに戦うナインとの絆を強調する助っ人右腕。グラウンドを離れれば傍若無人に暴れまくるギャングの姿に没頭する。

 

 実はメッセンジャーは映画やテレビドラマを観賞することが大好き。米国・ケンタッキー州の自宅には1000本以上のDVDを所有しているほどで日本にもコレクションの約1割を持参している。お気に入りはギャングを題材にした作品。「ギャングスターものの多くは実話で考えさせられる。出てくるのは“本当の男”たちばかりだしね」と熱い口調で打ち明ける。

 

 ベスト映画は「ゴッドファーザー」だ。出演するアル・パチーノは大好きな俳優の1人だという。最近の“イチオシ”は米ドラマ「サンズ・オブ・アナーキー」。前科があるバイク・クラブのメンバーと家族や敵対するギャング、警察との関わりを描いたドラマで「ミステリーの要素もあってすごくいいんだよ。主人公たちが本当にクール。これを見ていると時間を忘れてリラックスできるんだ」(メッセンジャー)と最高の息抜きとなっている。また、主人公たちがチームを守るために危険をかえりみず、立ち向かう姿からは「パワーをもらっている」とマウンドでの闘志も注入している。

 

 来日5年目で阪神では優勝経験がないこともあって「阪神でリーグ優勝して日本シリーズに行きたいんだ」と並々ならぬ執念を燃やしている助っ人右腕。悲願を達成するためにもマウンドでは豪快な“ギャング投法”で打者をねじ伏せるつもりだ。