【ニューヨーク17日(日本時間18日)発=沢田敏典通信員】右肘の炎症で故障者リスト(DL)入りしているメッツの松坂大輔投手(33)の次回登板が21日(同22日)の傘下1A戦に決まった。テリー・コリンズ監督がカブス戦の試合前に明かした。前日、松坂は傘下2Aで2度目のリハビリ登板。先発して6回を投げ、3安打1失点と好投した。球数は69だった。


 一夜明けた松坂は「特に何も問題ないです。あわよくば7回投げきれたらと思ってましたけど」と明るい表情。肘に問題はないようだ。課題は球数かと聞かれると「中継ぎやりながら先発やってますし、今さら球数投げる準備をする必要はないですね」と否定。「自分の中でこれだけできればということは、ゲームの中でほぼ問題なくできている」と準備完了を強調する。


 ただ、松坂が次の1A戦に好投しても即メジャー昇格とはならない。コリンズ監督は「彼の好投は我々にとって非常に喜ばしい。だが現時点で彼がメジャーで投げる準備が整ったときにどの役割にフィットするか我々に確証がない」と語った。


 右肩の痛みでDL入りしている先発のデグロムが来週中にも復帰予定で、松坂の代役を務めている中継ぎのカーライルが好調。松坂のメジャー復帰は出場登録枠が25人から40人に拡大される9月1日(同2日)以降にずれ込む可能性もある。