広島・堂林V打 自身バースデー&野村監督通算300勝祝った

2014年08月18日 11時00分

お立ち台で菊池(左)と天谷(左)からシェービングクリームを投げつけられた堂林は泡まみれ

<広島5-4巨人(17日)>広島は17日の巨人戦(マツダ)で新4番・ロサリオが大ハッスル。さらにはこの日誕生日の堂林が8回に勝ち越し打を放ち、5―4の見事な逆転劇で野村監督の通算300勝を飾ってみせた。

 

 堂林が千両役者ぶりを発揮した。2点を追う8回、打線が意地を見せてチャンスをつくると会沢、代打・小窪の適時打で同点。さらに一、三塁のチャンスで、堂林が粘った末に中前への適時打を放って逆転に成功した。この日、23歳の誕生日を迎えたプリンス。第1打席の時にはファンから「ハッピーバースデー」の曲で祝われたが、自分のバットで“お礼”をしてみせた。また、この日は野村監督の通算300勝が懸かった一戦。これまで我慢して起用してくれた指揮官に応える一打を放ってみせた。

 

 序盤は3連勝と勢いに乗っていた先発・福井が2回、5連打を浴びて一気に3失点。いきなり3点のビハインドを追った赤ヘル打線だったが、あきらめなかった。中でも新4番のロサリオが奮起。3点を追う3回、一死一塁から左前打を放ってチャンス拡大に貢献。キラの犠飛で1点を返すと、続く梵の打席の際に一塁走者の陽気なドミニカンは無警戒の巨人バッテリーの隙を突いて盗塁に成功し、捕手の送球がそれた間に三塁を陥れた。

 

「早くもないけど、遅いとも思っていないよ」という足でチームを鼓舞してみせた。

 

 もちろん、バットでも4番らしさを披露した。5回、無死走者なしから巨人・3番手の久保の投じたスライダーを完璧に捉え左翼席中段への8号ソロ。4番に座って初めての一発に「甘い球をしっかりと捉えられた。いいスイングができたよ」と手応えを口にした。来日していた家族も先日帰国してしまったが、グラウンドを離れたところでは「PSPでメジャーリーグ2014をやっているよ」と携帯型ゲームに興じてリフレッシュしているというロサリオ。エルドレッド不在のなかでしっかりと役割を果たしてみせた。

 

 この日の白星で野村監督は球団史上5人目となる通算300勝を達成。首位・巨人に勝ち越し、3ゲーム差に迫った。この粘りと勢いでシーズン終盤を突き進む。