広島8回打者一巡7点猛爆 大瀬良2か月ぶり7勝目

2014年08月17日 11時00分

7回、2ランを放った丸(右)を敬礼で迎える大瀬良(右から3人目)ら広島ナイン

 16日の巨人戦(マツダ)で広島は先発のドラフト1位・大瀬良が6回2失点の好投。約2か月間、白星から遠ざかっていたルーキー右腕は“ケンカ投法”でようやく7勝目をゲットした。

 黄金ルーキーが長いトンネルから抜け出した。初回二死から2つの四球で招いたピンチで、高橋由を二ゴロに打ち取るとエンジン全開。3回に長野に一発を浴びて1点を失ったが、最速151キロの直球を武器に5回までをこの1点に抑えた。

 勝負所は6回だった。二死から一、三塁のピンチを招いて高橋由に適時打を浴びて1点を返されて、なおも一、二塁のピンチ。ここで村田をカットボールで空振り三振に仕留めてしのぎ切った。6月21日の日本ハム戦を最後に勝ち星から遠ざかっていたルーキー。期待に応えることができずに「結果が出てこなかったりすると結果ばかりになってしまう」と思い悩むこともあった。

 また、直球がシュート回転する課題を克服するためにフォーム修正を敢行。しかし、そうしたことを気にするあまり自らの投球をすることができないときもあった。畝投手兼分析担当コーチは「あれこれを考え過ぎずにバッターに向かっていくことが大事」と、打者と勝負することの重要性を強調していたが、この日の大瀬良は“ケンカ投法”ともいえるほど堂々とした投球。巨人打者に対して臆することなく内角を突いて打ち取ってみせた。

 そんなルーキーに打線も応えた。2回、巨人・大竹の暴投で先制点を奪うと、同点の5回には二塁打で出塁した菊池が丸の左飛の間に快足を生かしてタッチアップ。一死三塁からエルドレッドの代役として4番に座るロサリオが適時二塁打で勝ち越し。「前進守備だったし、ストライクは積極的にいこうと思っていた」というドミニカンの一打で勢いに乗った打線は7回に丸、8回には会沢の一発攻勢で一気に試合を決めた。

 喉から手が出るほど欲しかった7勝目を挙げた大瀬良。チーム浮上のためにも、打者に立ち向かう投球で、さらに勝ち星を積み上げていくつもりだ。