あの“切腹監督”野々村イズムが開星ナインに受け継がれていた

2014年08月14日 16時00分

第93回センバツで選手に指示を出す野々村前監督(2011年8月)

【ズームアップ甲子園】大会5日目(15日)の第2試合に登場する開星(島根)ナインには、2012年3月に退任した野々村直通前監督(62)のイズムがしっかりと受け継がれている。

 

 10年センバツで21世紀枠の向陽(和歌山)に敗れた際の「末代までの恥。腹を切りたい」との発言が物議を醸した野々村氏だが、現在は教育評論家として活動。今のチームに監督時代の教え子はいないが、今でも年に数回は野球部の指導に訪れる。

 

 エースの恩田(3年)は、島根大会前に「(踏み出す足が)インステップになっているから真っすぐに出した方がいい」「腕の投げ下ろす位置が高いからもう少し低めに」とのアドバイスを受けた。「野々村さんに言われた通りに修正したらすごく良くなった。県大会に優勝して甲子園出場が決められたのも、そのおかげと言っても言い過ぎではない」という。

 

 県大会優勝後も野々村氏は赤のポロシャツに真っ白なスラックス姿で、ナインに対して甲子園で勝ち抜くために「予測と準備が大事」などと“特別講義”。ナインは「ド派手な格好でびっくりしたけど、オーラもあったし、とても有意義な話が聞けました。信念を持っている方で、自分たちも強い信念を持って甲子園では頑張ろうと思います」と心酔している。

 

 初戦の相手は強豪・大阪桐蔭(大阪)だが、開星ナインは気合十分。野々村氏の教えを必ず生かすつもりだ。