松井裕のチェンジアップは魔球だ!他球団が特別警報

2014年08月14日 16時00分

7回のピンチを切り抜け、ほえる松井裕

 楽天のドラ1左腕・松井裕樹(18)が9度目の正直でようやく先発初勝利を飾った。「ここまで長かった。連勝していきたい」と笑顔を見せた松井裕に対し、パ球団の警戒レベルはわずか1勝でマックスに達した。

 

 13日のソフトバンク戦(ヤフオク)で松井裕は9連勝中でスタメン野手6人が3割超えの最強鷹打線を相手に6回まで1安打投球を見せた。球数が100球を超えた7回に連打され2点を失ったが、この日は打線が5点の援護。7回133球、4安打4四死球9三振でマウンドを降り、7―4で2勝目を手にした。

 

 二軍落ち、中継ぎ転向を経て7月23日に先発復帰して以降の4戦はわずか6失点。星野監督も「今のウチの先発で一番安定している」と目を細める。そんな中、ライバル球団は松井裕の急成長に目を見張った。

 

「春先は左打者にチェンジアップを投げられなかったのが今日は29球中10球を3人(中村、柳田、長谷川)の左打者相手に投げている。7回はスタミナが切れて高めに浮いて打たれたが、序盤に直球、スライダーに交ざると対応できない」(パ球団スコアラー)。チェンジアップは「魔球」クラスだという。

 

 実際、松井裕は左の好打者・長谷川を2打席連続三振に仕留めると、5回の二死二塁のピンチでも左打者・中村をチェンジアップで空振り三振に打ち取った。女房役の小関は「左相手でも普通にチェンジアップを投げてます」と話した。

 

 日本ハム・大谷を2戦連続でKOした絶好調の鷹打線を手玉に取り、潜在能力の高さを改めて見せつけた松井裕。先発での1勝は黄金左腕にとって大きな一歩となりそうだ。