広島・バリ9勝 会沢は猛打賞4打点で助っ投援護 

2014年08月14日 11時00分

2回に6号3ランを放った会沢(右)

<広島7-3ヤクルト(13日)>広島・バリントンが13日のヤクルト戦(マツダ)に先発して7回3失点の好投を見せ、復調をアピール。チームも7―3で勝ち、助っ人右腕はチームトップタイの9勝目を挙げた。一時は不調に苦しんだが、3試合連続のクオリティースタートに成功。本来の安定感を取り戻しつつある。今や先発陣では最年長となり、豊富な経験を元に若い選手にアドバイスすることも多いという。そんなバリントンに対し、赤ヘルナインは尊敬をこめ「バリさん」と呼んでいる。

 

 バリントンは来日4年目の今季もここまで先発ローテーションを守り続けている。経験豊富で先発陣では最年長とあって「投球のことやシーズンの過ごし方などのアドバイスをくれたりする。いろいろな経験がある投手なのでためになる」(ある選手)。年々上達する日本語を駆使し、的確な助言を与えることで、若い投手の成長を手助けしている。

 

 赤ヘルでは助っ人を親しみをこめてファーストネーム(名前)で呼ぶことが一般的。しかしバリントンは違う。多くのナインは「バリさん」と、さん付けで呼んでいる。尊敬されている証拠だ。

 

 一時は不調で失点を重ねる時期があったため、球団側は先発投手のヒースを獲得。バリントンは3年連続で守ってきたローテーションから外される可能性があったが、フォーム修正を行いながら徐々に本来の姿を取り戻している。

 

 この日も好調なヤクルト打線を相手に持ち味を発揮した。初回に3つの内野ゴロで好発進を切るとリズムのいい投球でゴロの山を築いた。3回にエルドレッドの失策から1点を失い、5回には山田に一発を浴びた。7回も二死一、三塁から川端の適時打で3点目を失ったが、その後の二死満塁のピンチをしのいで先発の役目を果たした。

 

 2回に会沢が先制の6号3ランを放つなど打線も効果的に得点を重ね快勝。バリントンはエース・前田と並びチームトップの9勝目を手にした。

 

 投手陣ではセットアッパーの一岡が「右肩関節炎」のため戦線離脱。一時の不振を脱出し安定感が増してきたとはいえ非常事態となっており、前田以外の先発陣の役割が重要になる。夏場に入り復調しているバリントンが、上位追撃のカギを握っている。