鷹まだまだ止まらない! 秋山監督の故郷・熊本で9連勝

2014年08月13日 11時00分

6回、逆転打を放つ金子

<ソフトバンク2-1楽天(12日)>まだまだ止まらない! ソフトバンクが12日の楽天戦(熊本)に2―1で逆転勝ちし、連勝を9に伸ばした。“地方巧者”の先発・スタンリッジがチーム最速で2桁の10勝目。打っては離脱した本多の代役として活躍中の金子が6回に逆転の2点適時二塁打を放った。秋山監督の故郷・熊本できっちりと接戦をモノにし、着々とV態勢を整えつつある。

 

 先発・スタンリッジが得意の地方球場で快投を見せた。4回二死一塁からジョーンズの左中間突破の適時二塁打で1点を失ったが、その後は堂々の投球。チーム最速で2桁到達となる10勝目を挙げた。

 

 試合前の時点で地方球場では過去8試合に先発して6勝負けなしと無敗を誇っていた。外国人投手は地方球場特有の柔らかいマウンドを嫌うことが多いが、スタンリッジには「そこのマウンドに立った時に、どうこなせるかが大事。それがプロフェッショナルだと思う」とのポリシーがあるという。

 

 今季も7月29日に郡山で行われた楽天戦で7回を6安打4失点(自責点3)にまとめて8勝目を挙げた。試合後に「2週間後にも地方球場(熊本)で投げると思う。またチームが勝てるように投げていきたい」とやる気をみなぎらせていた。最少失点で粘り宣言通りの投球となった。

 

 そんな右腕の投球に打線が6回に応えた。それまでは2回に3安打を放ちながら無得点に終わるなど、チグハグな攻撃で先発・辛島から点を奪えなかった。このイニングも一死から李大浩が左翼線を襲う一打を放ったものの、ボウカ―が打球の処理にもたつく間に三塁を狙ったところタッチアウト。二死となった。

 

 それでも続く柳田が四球を選び出塁すると、打撃復調の長谷川がこの日3安打目となる右前打で一、三塁の好機。ここで本多の離脱後、攻守にわたって活躍する金子が値千金の一打を放った。

 

「粘っている中で感じがつかめてきた。なかなか得点できなかったが、つないでくれたチャンスをどうにかしたかった」。粘った末に11球目のチェンジアップをとらえ、左中間を破る2点適時二塁打。逆転に成功した。

 

 熊本は秋山監督の生まれ故郷。この日は父・辰芳さん(83)も観戦に訪れた。首位を快走するチームに「このままいってくれればいいですね」とエールを送る一幕もあった。指揮官の凱旋試合できっちりと接戦をモノにしたソフトバンク。これで9連勝と勢いは止まりそうにない。