8点差逆転の大垣日大・阪口監督「一生の思い出」

2014年08月13日 14時30分

8回に勝ち越し2ランを放った野崎(中)

【ズームアップ甲子園(11日)】1回に8点を失った大垣日大(岐阜)が藤代(茨城)に12―10で大逆転勝ちした。「もう涙が噴き出るぐらい感激しています」と、歴代7位タイの甲子園37勝目を挙げた名将・阪口監督も大興奮。1点を奪い、10―10に追い付いた8回二死二塁で野崎(3年)が勝ち越しの2ランを放ち、ついにひっくり返した時には「まだ1回戦なのに涙が出ちゃってさあ。テレビに映ったら恥ずかしいから、すぐに拭いたけど」と明かした。

 

 ここ数年で最も打線が充実し、阪口監督が「てっぺんを取る」と公言して臨んだ初戦。いきなり予想もしない展開になったが、ナインは「自分たちの打線なら逆転できる」と、ネバーギブアップ精神を爆発させた。1回にすぐに反撃して4得点。4点を追う7回は二死二、三塁から大久保(3年)、古谷(3年)の連続適時打で1点差に迫り、8回につなげた。

 

 昨夏の甲子園は初戦で逆転負け。当時はスタンドでの応援だった野崎は「絶対に繰り返したくない。決めてやる」と誓って打席に入り、値千金の一発。「打った瞬間(本塁打と)分かった。これまでで一番の感覚」。すぐさま右腕を突き上げ、大歓声に応えた。

 

 8点差を返しての逆転勝ちは大会最大得点差のタイ記録。春夏通算30度目の甲子園出場の阪口監督は「こんな展開初めて。一生の思い出」と、また目を潤ませた。