ダメ虎 今こそ“赤星魂”思い出せ

2012年08月11日 12時00分

 和田阪神が浮上のきっかけをつかめない。10日の広島戦(京セラドーム)も0−3でこれで連敗は7まで伸び、勝率もとうとう4割を切ってしまった。

 ふがいないチームには虎党から罵声が浴びせられている。球場では連日「ふざけるな!」という定番のものから、一部首脳陣に対して「お前のせいだ!」「消えろ!」などと厳しいものまで飛び交っている。

 そんな中でチーム内で沸き起こっているのが「今こそ“赤星魂”を思い出そう」という声だ。OBの赤星憲広氏(36=評論家)のスピリットが必要というのだ。ある球団関係者は「(赤星氏は)小さな体だけど闘争心がすごかった。試合中もだけど、ヤジを飛ばされたりしてもにらみ返したり、言い返すこともあった。度が過ぎるのは良くないが、あれくらい選手が闘争心を出すとチームの雰囲気も変わる」と力説する。

 有名なのが2008年5月24日、ソフトバンク戦後のヒーローインタビュー中の“事件”だ。ファンから「声が聞こえない」などとしつこく言われた赤星氏は「(マイクが)入ってないんだよ!」とインタビュー中にもかかわらず言い返し、放送に乗ってしまった。こうした“伝説”はいまだに語り継がれている。

 一方で今の虎ナインといえば、何を言われてもうつむくばかり。「ヤジも言われすぎると気がめいる時がある」(ある選手)。試合でやられ、ヤジにも言われ放題では暗くなる一方だ。“反撃”するくらいの気迫が今の“ダメ虎”にあれば、状況も少しは変わるかもしれない。