【ズームアップ甲子園(11日)】第96回全国高校野球選手権大会は台風11号の影響で史上初の2日延期を経て11日開幕。開会式直後の第1試合は春日部共栄(埼玉)が今春の選抜を制した優勝候補・龍谷大平安(京都)を5―1で破った。前評判を覆す強豪撃破の裏にはエース左腕・金子大地(3年)のための“秘密の儀式”があった。

 選抜王者の龍谷大平安に快勝。春日部共栄・本多監督は「信じられない。思っていた以上に選手がのびのびやってくれた。甲子園でこんなに自分の力を発揮できる子供たちになるなんて」と目を細めた。初回に打線が5点を奪い、金子が強力打線を相手に1失点で完投したが、その裏にあるのがエースのための“秘密の儀式”だ。ある選手が声を潜めて話す。「もはやゲン担ぎになってしまっているんですが、県大会の時から試合前に金子への闘魂注入が必ず行われているんです」

 それはベンチ外のA選手(3年)が金子に対して施す行為という。いじられキャラのA選手が周囲にけしかけられて県大会から始めるようになったそうだが、その具体的な内容については皆、口が重く、聞こえてくるのは「見るに堪えない」「さすがにあれはよそには出せない」「完全にアウト」など。A選手も「県大会の時は毎回、部室でみんなの前でやっていました。それで優勝できたので今朝も(宿舎の)金子の部屋に行ってやってきました。あいつは嫌がるけど、これは勝利の儀式ですからね」とノリノリで話したが、肝心の内容については「門外不出です。外に漏れるとゲンも担げなくなってしまいそうなので、そこはすいません…」と半笑い。

 別の選手は「少なくともAの生ケツは完全に出た状態です。それ以上はもう言えません」と言い、どうやらA選手が尻で金子に気合を注入している様子。まさかエースが生ケツに顔をうずめているのではないだろうが…。

 何とも怪しいニオイはするが、効果が出ているとあっては金子も断るわけにもいかない。“尻パワー”での快進撃はまだまだ続く!?