巨人が阪神・梅野に内角攻め予告

2014年08月12日 16時00分

巨人は梅野にインコースの怖さを教えるつもりだ

 セ・リーグ1位の巨人と2位・阪神、宿敵同士による真夏の首位攻防3連戦が12日から東京ドームで行われる。巨人・原辰徳監督(56)、阪神・和田豊監督(51)の采配も注目されるが、巨人のターゲットは“ルーキー捕手潰し”だ。

 

 3連戦の初戦を取って勢いづきたい巨人は、先発ローテを変更。中5日で杉内に第1戦を託し、今季直接対決で3連敗を喫している“巨人キラー”メッセンジャーとのガチンコ対決に臨む。その後は小山、セドンと「左→右→左」で先発させる予定だ。

 

 決戦を前に、ジャイアンツ球場で軽めの調整を行った杉内は「しびれますよね。やっぱり1、2位の対戦ですから。(変に)力を入れず、平常心で投げられればいい。接戦にもっていけるようにしたい」と静かに闘志をみなぎらせた。3投手ともポイントとなる選手など挙げることはなく「やることは変わらない」としたが、チーム関係者は「いろんな意味で梅野になるでしょう」と首位攻防戦でのターゲットを明かした。

 

 前回、甲子園での直接対決では阪神・梅野隆太郎(23)が攻守にわたって活躍。決戦前から「とにかく攻める気持ちを持って、相手を怖がらずに向かっていきたい」と意気込み、7月21日の初戦は阿部ら左打者に対して積極的に内角攻めを要求。打っては初戦に決勝打となる先制2点タイムリーを放ち、岩田の8勝目を引き出した。終わってみれば巨人打線を3戦で計5失点に抑える好リードをみせた。

 

 のびのびプレーする梅野は巨人にとっては嫌な存在で「慎之助(阿部)も言っていたけど『まだインコースの怖さを知らないな』というのが、うちの抱いた印象。仮に内角きわどい所を攻めてくれば、こっちも彼に対してそれなりにいくことになる。内角への恐怖心が芽生えれば、打撃だって思い切りいけるかどうか…」と不気味な予告をするチーム関係者もいる。

 

 野手陣も虎視眈々だ。前回は配球パターンが読めず迷いも生じたようだが、対戦を通して梅野は「比較的オーソドックスなリード」という一応の結論に達した。内角の怖さを植えつけられたうえに、前とは違った思い切った打撃で打ち込まれるとなれば、梅野にとってこれ以上ない“プロの洗礼”となるに違いない。

 

 梅野は5~7日のヤクルト3連戦で投手陣を支えきれず(マスクをかぶった20イニングで計28失点)、次の広島戦ではベンチを温め続けた。しかし、巨人にとって“要注意人物”であることに変わりはなく、阪神内の評価とは関係なく芽を摘んでおくつもりだ。