本紙評論家の得津氏確信 福留の“完全復活”

2014年08月11日 16時00分

福留の完全復活は近い!?

 阪神は10日の広島戦(京セラドーム)に3―7で敗れた。首位巨人が勝利したため、再びゲーム差は1・5。そして12日からはその巨人との首位決戦3連戦が始まる。

 

 その舞台でカギを握りそうなのが、福留孝介外野手(37)だ。福留はこの日の広島戦に5番・右翼で先発出場し2打数1安打2四球。3試合連続安打を決めたが、依然として打率は2割1分7厘と“完全復活”とは言えない状況だ。しかし、そんな福留の“完全復活”を確信しているのが、本紙評論家の得津高宏氏(67)だ。

 

 福留にとってPL学園の先輩に当たる得津氏は現在の打撃をこう分析する。「打撃フォームは去年や春先と比べると見違えてよくなっています。もうほとんど問題はありません。完全に復活するためには、あとはメンタルの部分だけでしょう。打席で“無心”を取り戻すことができれば間違いなく打ち始めるはずです」

 

 得津氏には、日本球界復帰後の福留について気になる点があったという。それは「結果がなかなか出ずに打席でいろいろ考えすぎてしまっていた」という点だ。得津氏はこう続ける。

 

「福留は打席に無心で入ることで結果を残すタイプだが、なかなかできなかった。それを取り戻すには心に余裕を持つことだが、難しかったと思う。しかし、今はその余裕をようやく持ち始めている。先日も『大丈夫、良くなってきました』と話していた。このままスタメンで使い続ければ、余裕からくる無心で打席に入れるようになるはず」

 

 7月22日の巨人戦で放ったサヨナラ本塁打や8月1日のDeNA戦でのサヨナラ安打など勝負強い打撃を見せる福留だが、その裏には取り戻しつつある本来の“無心”が関係しているというわけだ。得津氏の言葉通り、完全復調となれば、福留こそが首位奪回のキーマンになりそうだ。