阪神藤浪 “全球場対応型”へ進化

2014年08月09日 16時00分

広島戦に勝利し、藤浪(右)はゴメスとヒップタッチ

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が、8日の広島戦(京セラドーム)に先発し、7回3失点の好投で8勝目をマークした。初回に犠飛で先制を許し、3回には味方のエラーで2点を献上したが、その後は安定。自身4連勝で「これからもしっかり投げていけば勝てると思うので頑張りたい。優勝に向かって必死のパッチで頑張ります」と宣言だ。

 

 京セラドームではここまで2戦2敗、防御率8・38。藤浪にとって鬼門だったが、この日は「立ち上がり、少しもたついたがいい意味でごまかして投げられた。マウンドが硬いと思ったのでしっかり掘ってから(投球に)入ろうと思った」と克服に成功した。

 

 この対応力こそが進化の証しだ。苦手球場があってはチームの柱にはなれない。藤浪はどこでもこなせる“オールラウンダー”への道を模索。マウンド状態などで左右されないようにフォームの調整や体幹トレーニング、走りこみなどを行ってきたという。あるコーチはこう話す。「地道なトレーニングの成果がいよいよ実りつつある。そのおかげで球場を選ばず、どんなマウンドでも両サイドに投げきる制球力が発揮できるようになってきた。今季、苦手だった京セラでも対応できたのはそういうこと」

 

 昨季の藤浪は防御率7・20の横浜スタジアム、3戦3敗の神宮球場を苦手にし、今季は両球場での登板がなかったが、もはや、こちらも克服のメドが立ったということだろう。虎にとって大収穫なのは言うまでもない。逆転Vに向け“全球場対応型投手”としてフル回転しそうな藤浪。エースへの階段もまたひとつ上ったようだ。