阪神梅野 深刻なツバメ打線恐怖症

2014年08月08日 16時00分

先発・歳内(左)と話をする梅野

 阪神は7日のヤクルト戦(神宮)に4―13と大敗した。最下位相手の3連戦を1勝2敗と負け越し。虎投手陣は計31失点とめった打ちにあい、チーム内には深刻な“ツバメ打線恐怖症”がささやかれる事態だ。さらには3試合全戦で先発マスクをかぶったルーキー・梅野隆太郎捕手(23)のダメージも心配されている。

 

 ヤクルト戦大敗の試合後、中西投手コーチは報道陣の問いかけに終始無言を貫いた。和田監督も「今日だけでなくこの3連戦ずっと、先発も後を受けた投手も抑えられていない。(走者が)出ると完全に(狙い球を)絞られて打たれた。ヤクルト打線はかなり状態がいいが、それを差し引いてもちょっと(点を)取られすぎ。(ヤクルト打線に)それだけタイミングを取られているということ」と頭を抱えた。

 

 この3連戦は5日の初戦が20―11、6日の2戦目が6―7、そしてこの日の3戦目が4―13。虎投手陣は計31失点の、まさに連日の大炎上だったのだから、首脳陣が厳しい表情になるのも無理はない。「今後、ヤクルト戦はよりやりづらくなる。こちらは首位争いでジリジリした展開になるだろうが、向こうは順位も離されてプレッシャーが少ない。個人成績を伸ばすことだけを考えてノビノビ野球をしてくるからね」とは球団関係者。深刻な“ツバメ打線恐怖症”にも陥ってしまったようだ。

 

 この3連戦すべてスタメンマスクだったルーキー・梅野の精神面も懸念材料。和田監督は7失点した6日の試合後に「(配球を)読まれている感じもする」と話したが、チーム内でも「ヤクルト打者の振り方や見逃し方を見る限り、梅野のクセか、配球のパターンがわかっているとしか思えない」と心配されている。ここまで大量失点を繰り返したのは、梅野自身プロ入り初。“パニック状態”になっても不思議ではないくらいのダメージを受けたからだ。

 

 ヤクルト戦は残り7試合。梅野を指導する山田バッテリーコーチは「(梅野にとって)そんな甘いものじゃない、ということ。おれも含めて、勉強しないと…」。梅野は「一発が余分なところで出てよくなかった」とうつむいたが、神宮の悪夢から気持ちの切り替えはできるか。これも今後の虎には大きなポイントになりそうだ。