広島・野村 初回2失点で試合リズムぶち壊す

2014年08月06日 11時00分

初回、エルナンデスに先制打を許す野村(右)

<中日3-2広島(5日)>ジメジメとした陽気そのままに広島にとってストレスがたまる試合となった。5日の中日戦(豊橋)の相手先発は1週間前に対戦した朝倉。序盤から何度も得点圏に走者を進めながら点が入らないのは前回登板とまるで同じ。先発・野村も初回に2点を失うなど序盤にペースを握られるのは1週間前と同じ展開。広島は何とか終盤に執念で追いついたが、延長11回に中田が一発を浴びサヨナラ負け。こんな戦いをやっているようでは先が思いやられる。

 

 まるで1週間前の戦いをなぞるよう。いけそうでいけない。赤ヘル打線がまたしても朝倉の術中にはまった。

 

 初回、一死から菊池が左翼線二塁打で先制のチャンスをつかむ。しかし、頼みのクリーンアップが機能しない。丸は一ゴロで二死三塁。エルドレッドが四球で歩かされると、キラはシュートを打たされ二ゴロで無得点。3回にも一死から堂林の左中間を破る二塁打で得点機をつかむが菊池、丸の後続が倒れ1点が奪えない。

 

 ちょうど1週間前、7月29日の中日戦(マツダスタジアム)。先発の朝倉に対し序盤から得点圏に走者を進めながら5回まで無得点が続いた。イライラした展開そのままの攻撃となった。

 

 一方、1週間前にそのマウンドに立った野村が同じ失敗を繰り返す。初回、二死から森野に四球を与えるとルナに中前打、さらに和田に四球でみすみす満塁のピンチを招くとエルナンデスの右前への2点適時打で先制を許す。

 

 前回の登板は結果をみれば7回1失点の好投。しかし、打線の援護を待つことなく2回に先制を許し試合の流れをつかむことができなかった。チームが延長の末に敗れたことと決して無縁ではない。この日も6回2失点と合格点だが、前回登板の反省が生かされていないこの内容ではベンチも物足りない。

 

 先手を奪われた広島は5回、梵、会沢の連打で無死一、三塁の好機をつくる。そして野村の打席で3ボール1ストライクの場面。広島ベンチはセーフティースクイズを指示する。一塁前への打球でタイミングは微妙だったが三走・梵が猛然と突っ込み1点をもぎとった。

 

 そして7回には会沢が2番手・岡田の直球をとらえ右翼93メートルのフェンスをギリギリで越える本塁打。「追い込まれていたから何とかしようと思ってバットを振り切った。手応えもよかった」と同点に追いつく執念を見せたが、11回に5番手の中田が藤井に2号ソロを打たれ万事休す。この一戦を猛反省して立て直さないと首位奪回は難しい。