上原が移籍セスペデス評価

2014年08月05日 16時00分

【マサチューセッツ州ボストン4日(日本時間5日)発】レッドソックスにもキューバの風が吹き始めている。ア・リーグ東地区最下位に低迷し2年連続のプレーオフ出場が絶望的なチームで、今後の“主役”となりそうなのが、アスレチックスとのトレードでエース左腕レスター、ゴームズ外野手を放出して獲得したセスペデス外野手だ。

 

 フェンウェイ・パークのチームストアでは移籍が決まった翌8月1日(同2日)からTシャツが販売されるなど、オールスター戦の本塁打競争で現在、2連覇中のキューバ出身のスラッガーに寄せられる期待は大きい。そんなセスペデスは、中南米出身でも他のラテン系選手のようなノリはない。

 

「やっぱりハングリーさやないですか。ナショナルチームに入って亡命したり、命かけて亡命するなんて、日本じゃ考えられない」と語るのは上原浩治投手(39)だ。アマ時代からキューバ野球を肌で感じ、真剣勝負を繰り広げてきたクローザーは「野球を頑張れば生活ができるという貪欲さ。だから技術を上回るもんもあるんじゃないかな。そういうハングリーさは、マウンドからでもひしひしと伝わりますよ」と続けた。

 

 日本でプレーしているセペダ、グリエルらはオフに帰国可能だが、セスペデスら亡命者はそうはいかない。二度と母国の地に足を踏み入れることはない、そういう覚悟が表れているのだろう。