古田氏が金言 ルーキー梅野が今年捕るモノ

2014年08月06日 16時00分

梅野は古田氏のような打てる捕手になれるか

 阪神でブレーク中のルーキー・梅野隆太郎捕手(23)に、元ヤクルトの古田敦也氏(48=評論家)が熱いエールを送った。“打てる捕手”として期待される梅野にとって、首位打者も獲得した“レジェンド捕手”古田氏の言葉はまさに“金言”。その中身は…。

 

 ルーキーながら先発マスクをかぶることが多くなった梅野。7月以降はスタメン出場した試合で16勝4敗と驚異的な勝率を誇っている。バットでも打率こそ4日現在、1割9分4厘ながら、6本塁打、17打点と印象に残る働きを連発。7月1日のヤクルト戦(倉敷)では、阪神のルーキーとしては田淵幸一以来45年ぶりとなる2打席連続本塁打を放つなど、大器の片鱗を見せつけている。

 

 そんな虎のルーキー捕手のことを古田氏も気になっていた。梅野について「もちろん、プレーは見ていますよ。いい選手だと思う。打つ方はパンチ力もある。守る方は、これからいいことも悪いこともあると思うけど、頑張ってほしいですね」と熱く語った。

 

 プロ入り直後から当時の野村克也監督に「ID野球」を注入された古田氏は卓越したリードと強肩などで10度のゴールデングラブ賞を受賞した。打撃でも1991年に首位打者を獲得し、2桁本塁打を10度マーク。92年の球宴では史上初のサイクル安打を達成するなど攻守で活躍した。

 

 もっか梅野は、ともに野村氏に触れてきた黒田ヘッドコーチや山田バッテリーコーチから「ID野球」を注入されつつ指導を受けている。まさに古田氏は、梅野が目指す“打てて守れる捕手”の完成形の1つだ。

 

 そんな古田氏が梅野に向けて“1年生捕手がなすべきこと”をこう説明した。「“打てればいい”でも“守れればいい”でもダメ。捕手が大事なことは、まずは周囲の信頼を得ることです。監督やコーチ、それに投手が何を自分に求めているのか。それを常に考えながら野球をして、信頼を得ていくことが大事」

 

 ヒーローインタビューで「チャンスをいただいている限りは、歴史を変えられる選手になりたい」と宣言し、虎党を喜ばせたこともあった梅野。数々の捕手の歴史を変えた古田氏の言葉を活用しない手はない。